InstagramのShort Clip を活用する

僕が留学準備で英語を勉強してた1990年はインターネットない、スマホない、YouTubeない、全て紙でした(あと当時はファックス)。実際留学の出願書類が紙だったのでタイプライターで作成したことを覚えています。当時はレポートの提出にはキンコーズ(Kinko’s)でプリントでした。それから20年以上たったいま、インターネット、スマホ、YouTube, Instagram, AIなど英語を勉強できる環境は劇的によくなりました。

Cross Referenceのところでも語ったのですが、1つの話題から関連する話題を紐づけていくと意味に厚みがでてより記憶に残る気がします。そのなかでもとくにInstagramのShort Clipは簡潔だし(放置すると自動で繰り返してくれ聞き返しが楽)観たコンテンツに関連のあるものが次々とでてきますので、楽に視聴ができます。とくに音声のCAPTIONが自動的にでてきますので、聞き取れない場合に目で追っていけ耳の訓練にはとてもいいです(いまの若い人たちが羨ましいです)。

Instagramの他にもYouTube (CCというボタンを押すとCaptionが追加されます)、Netflixは同時に英語のCaptionがあることがおおく重宝してます。

Cross Reference

「英語を勉強する」のではなく「英語で勉強する」ためには、勉強する分野への興味関心が高くないと楽しくなりません。さらにそれが仕事に直結してるとモチベーションもあがり当然興味関心も高まります。僕の場合はデータサイエンスが専門なのでその分野の勉強は英語でやってます。また行動経済学はマーケティングとのつながりが深く普段から英語でポッドキャストを聞いたり本を読んだりしてます。ある時偶然にもこの2つの分野は実は接点があることに気づかされました、というのも行動経済学の父と呼ばれるリチャード・セイラー (Richard Thaler)があるポッドキャストで「マネーボール (Moneyball)」という大リーグの映画の話をしていたときのことです。

この映画はどちらかといえばスポーツアナリティクス(Data Scienceの仲間)のケースと思い込んでいたのですが、何故「行動経済学」のセイラーが語るの?とちょっと以外だった、がよくよく話を聞いてみると: “The sports analytics and behavioral econmics are the same field….” – 「確かにそうだ。」と納得しました。映画のストーリーは、大リーグの野球チームのスカウトが昔ながらの勘や経験にたよって選手のリクルートしていたやり方に対抗しデータ分析に基づいてプレーヤーのリクルートや試合の戦い方を組み立ていく、次第にチームが強くなっていくという物語です。データ分析の部分はスポーツアナリティクスですが、昔ながらの勘や経験に頼ってリクルートするという点がまさに「行動経済学」がいうところの人間らしさという点を映し出してます。

このように「スポーツアナリティクス」と「行動経済学」という一見無関係の異なる分野のつながりが見えてきてから、いままではわりと数学だけで無機質だと感じていた「データサイエンス」という分野を違う角度からみれるようになって勉強してて楽しくなってきました。たまたまですが、このように二つの分野の重なりから興味が膨らんでいくところが大事だと思います〜無機質だったものが少しづつイキイキしてくるみたいな感じ。楽しくないとやる気が起こらないですから。奇しくもこんなビデオを発見しました。Thalerが語っています。

こちらはCourseraでやっているSports Performance Analyticsのシリーズですがぜひおすすめです。丁度いま僕もSign Upしてやっています。

余談でお話しすると〜そのポッドキャストで知ったのですが〜小説 Moneyballの原作者のMichael Lewisと行動経済学者のRichard Thalerの二人はセイラー (Thaler)が映画 Moneyballの評論を発表したことをキッカケに交流がはじまって、その後セイラーがメンターとして慕っていたダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキー(二人とも故人)の人生を綴ったUndoing Projectという小説もMichael Lewisが執筆したという逸話もあり、ぜひ読んでみたいと思ってます。Richard Thalerをご存知でないかたは、Michael Lewis原作の別映画 Big Shortの最後にセレーナゴメスといっしょにカジノのシーンで登場するおじさんです。

こちらはMichael LewisがポッドキャストでUndoing Projectを書いた経緯を語っています。
とくにAmos Tversky氏は早くに亡くなっていますので、この二人のやりとりを本にするのは大変だったのかなと思ったりしてます。